メイキング

マーチングのショウがどのように作られているのか、BLUE TOPAZの活動とともに振り返ってみます。

まずは、選曲会議。
メンバーで候補曲を持ち寄り、ブルトパらしさが出せる曲は何か、難易度的にどうか、楽譜の調達はできるのか、などなど、いろいろなことを検討しながら、何度も選曲会議を開催し、曲を決定します。
すんなり決まる年もあれば、決まるまでに何ヶ月もかかる年もあります。
曲が決まったら楽譜の調達です。
マーチングの曲は、クラシックでもジャズでもポップスでも、どんなジャンルの曲でも使うことができます。しかし、マーチング専用の楽譜というのは少なく、マーチング用に楽譜を編曲することも多いです。
毎年変わるメンバーの編成に合わせて楽譜を作ります。手書きの頃は、パート譜を書くのがとても大変でしたが、パソコンではスコアから自動的にパート譜ができるので便利になりました。
毎週日曜日の練習の始まりは「ポイント打ち」
30メートル四方のフロアに5メートル間隔のポイントを打ちます。ポイントはラインテープを十文字にして貼ります。これがゆがんでいると動くときに支障が出るので、丁寧さが必要です。
練習前の集合。
出欠席の確認や連絡事項、練習スケジュールの確認を行います。
集合の後は、ストレッチ。
マーチングは文科系のように思われますが、実はかなりハードな運動です。しっかり体をほぐしておかないと、練習で体を痛めてしまいます。
続いて動きの基礎練習。
マーチングの基本動作はmm(マーチング&マニューバリング)といいます。このmmの正確さや統一感がマーチングの動きの完成度を左右します。
そして音の基礎練習と合奏。
マーチングは演奏形態の一種ですから、やはり基本は音楽。
そのために演奏の技術も磨かなくてはいけません。
パーカッションパートは、早速、配られた楽譜の練習です。
パーカッションはマーチングバンドの原動力として、とても重要なパートです。パーカッション次第で子守唄もマーチング曲に変貌します。
さて、マーチングですから動きをつけなくてはいけません。
曲とメンバーが確定するとドリルデザイナーさんはコンテ(動きを指示する紙)を書きはじめます。
まずは、曲を何度も聴きながら、動きの素案をメモしていきます。
これがコンテ作成の7つ道具。7つ以上ありますが。
ぐにゃっとしているのは、曲線を書くための自在定規というものです。電卓は歩幅や距離の計算をするために使います。
ラインを定規で書きます。自在定規は書いている途中で動いてしまったりと扱いづらいですが、形の決まっている雲形定規よりも自由度が高いので必需品です。 ラインが書けたらコンパスの登場。コンパスは円を書くためではなく、主にライン上に等間隔でメンバーを配置するための目印を書くために使います。もちろん円を書くときもあります。
左にメンバーの配置、右に動きの指示を書いて1枚のシートが出来上がります。これ1枚で楽譜上の数小節分の動きですから、何十枚も書かなくてはいけません。
思うように動けないと、1枚書くのに数時間悩むことも!1曲書くと、消しゴムが半分ぐらいなくなります。
最近ではパソコンでイラストレーターを使って書いています。
曲線も自由自在ですし、書き直しも楽です。前後の動きの比較もシートを重ねて表示できますから簡単。紙に書いていたときは、2枚重ねて光に透かして確認していました。
完成!
手で書いていた頃と比べると、本当に楽になりました。イラストレーター使えないとできないですけど・・・。
完成したコンテはコンビニで人数分印刷。
これも、以前は1ページずつコピーをしていたので、コピー機が進化したおかげでずいぶん楽になりました。
メンバーに配付すると、自分の位置や楽譜上の区切れをチェックします。 そして、コンテ発表。
メンバーが一番楽しみにしている時間ですが、デザイナーにとって、もっとも不安な時。手書きの時は、書き忘れたメンバーがいたり、同じメンバーを2人書いてしまったりしたものです。
あとは練習あるのみ。
最初はコンテを手に練習。動きを覚えたら楽器を持って練習。さらに演奏しながら、何度も何度も繰り返して練習をします。
カラーガードも振り付けをし、あとは練習あるのみ。
ブルトパのように少人数のバンドではカラーガードの存在感は抜群です。
そして、本番を迎えます。立派な体育館でたくさんのお客さんの前で演奏するのは本当に気持ちが良いです。 そして、本番後の打ち上げ。本番のためではなく、打ち上げのために活動しているメンバーもちらほら。